ぷよぷよクロニクルプレイ感想
当時の日記に書いたものをせっかくなので書き残しておきます。
メインストーリーのみです。サブクエストはまだ、2週目以降のやりこみもまだ、ネット対戦もまだです。(書く予定も今のところありません
前情報としては体験版を触っていたのと、他の方の感想で「道中の仕掛けが単調で飽きる」「結局なにがクロニクルだったのかわからない」等々
ネガティブなお話が多かったので自分の中の期待値を(失礼ながら)だいぶ下げた上での評価となります。
結論から言うとサタアル推しでドラコ推しの私にとっては悪くなかったです。
基本的に話の中心がアルルとサタンさまですし、ドラコも会話の出番がちょこちょこありつつ個性を出せてたと思うので満足です。
序盤で仲間になりちょこちょこ会話に出てきてくれるドラコちゃん。ラフィーナちゃんとで温泉同好会組むのはアリだなと思いました。
リデルちゃんを気遣ったりいいお姉さんっぽさも出ててよかったです。
サタンさまはとにかくアルルとカーバンクル大好きっぷりを前面に押し出してて暑苦しいほどでしたね笑、ごちそうさまでした。
アルルと深い絆で結ばれたかったんだもんって何なんだこの魔王可愛いな…いつになくやりたい放題で楽しそうで何よりでした。
しかし「お話のあらすじを変えちゃった」ってのは解釈次第ではちょっと薄寒いんですが結果的には自分の力で手助けしてあげてアリィたちもハッピーエンドっぽかったので
まぁ、あまり気にしなくていいのかな…。あとはこじらせファン的にはセガのサタンさまはとにかくアルルに対して甘やかしすぎるというか、
私の主にコンパイル時代のイメージではそんなにアルルを褒めないので(褒めるのは本当に期待に沿った時だけで、
そうでもないなら割と冷淡だしそのせいでアルルと喧嘩っぽくもなるし最悪実力不足なら死んでも構わない的なクレイジーさを持ってる、という感じ…)そこを改めて感じたのでした。
まぁでもエンディングムービーの扉の前に立つところがめちゃくちゃ可愛いので全てを許しました(チョロい
アルルもアルルで、セガのアルルは声優さんの演技も相まってお姉さんみが強いというか、常識的なツッコミが多いというか、
もっと享楽主義で子供っぽいアルルが懐かしいなぁ…ともまた改めて感じました。まぁキャラ立ちがそうなったなら仕方がないですね。
あとは魔導勢的にはカーラの塔のラグナス絡みの会話が楽しかったですね。真の勇者決定戦(不意打ちもあるよ!) 。
考えてみればラグナスがシェゾやルルーやサタンさまと話すのはSS魔導以降初めてじゃないですか?
そして確実にこのラグナスはSS魔導ラグナスとは別人だし(サタンさまとは初対面っぽかった)、シェゾが宝箱から出てくる時に「前も同じようなことがあった」的なことを言っていたので
ぷよBOXのぷよクエは正史扱いなんですね、ということはBOXラグナスと同一人物の可能性が高く、闇の魔導師を知っていたり「そこをうごくなー!」があったことを見るとSUNとも同一人物っぽい。
エセ勇者としてのラグナスが王道RPGの流れでサタンさまに絡んだりルルーに突っ掛かられたりというネタは同人誌で何十回も読みましたが今作の会話は比較的いい完成度だったんじゃないでしょうか。
ルルーさまの「私はてさきではなく きさきよ」はうまかったですね。しかし、今作のルルーさまはとにかく強い。
なんていうか、スルースキル?ポジティブシンキング?が強すぎる… サタンさまが割と面と向かってアルルにアプローチしてるのにガン無視していける精神すごい。
(なぞぷよルルーのルーで「あなたなんか大っ嫌い!」って言ってた頃とは大違いだ… )
ここらへんのサタアルサタルルの温度感がわかったので大変参考になりました。
そんな感じで今回はシステム的に多数のキャラの会話があるので「あのキャラとあのキャラってこんなふうに会話するんだ」という発見ができるので
キャラ好きさんにはオススメというか見ておかないと損だなと思いました。
ドラマCDや小説等も色々出てますが正直私も網羅しきれてませんしやっぱりゲームとして出されたものが一番大事だと思うので。
ただキャラによって出番に偏りがあるので推しキャラがあまり喋らない方は気の毒ではありますね…
(そういえばリデルちゃんフェーリちゃんほとんど終盤しゃべってないや…)(シグやクルーク推しの人もそりゃぁ不満だろな…)(そして冒頭の感想に戻る)
RPG、スキルバトル等のシステム面について
よかった点
●パーティを好きに組めること
ぷよは基本的に1人主人公ですし、SS魔導も3人パーティではありましたがカスタムすることができませんでした。それを考えると念願のシステムでした。
連鎖ボイスが繋がるのも一体感があって一緒に冒険してる感が味わえる気がします。
●相手の攻撃タイミングを図って発火するいい練習になること
スキルバトルは単純にぷよぷよのフィールドがいっぱいになれば負けではなく、HPゲージが尽きることが負けというシステム。そして相手の攻撃は定期的にやってきます。
相手の攻撃直後のおじゃま予告中にこちらが消せば相殺され、ダメージも来なくなります。
これはつまり自分のぷよを消すタイミングによって攻撃と防御を考えるというぷよ対戦で大事な戦略を鍛えることができるのです!
私はタイミング考えずぶっ放しがちだったのでいい訓練になりました。
悪かった点
●とにかく爽快感がないこと
スキルバトルは、基本的に時間がかかります。雑魚ですら30秒以内に埋めることができないのはやっぱりスカッとしないですよね… じゃまされるとこぷよをやらされ続けてる感●スキル差やレベル差で使いづらいキャラがいること
パーティ編成が自由とはいえ性能差や仲間になる時点のレベル差があって好きなのに使いづらい…というキャラがどうしても出てしまいますね。
●マップ上で操作できるキャラが変えられないこと
パーティの先頭キャラを変えれば変わるかな?!とドキドキしましたができませんでした。残念。(SS魔導でさえ切り替えられるのに。)
マップ上のギミックをスキルコマンド的なものでクリアするとかいう仕掛けもほしかったですね。
不満点
●3Dの利点を活かせてない
2020年現在のニンテンドーSwitchなど美麗な3Dのゲームで目が肥えてしまったところがあるとは思いつつ、やはり視点カメラが変えられないとか、
複数キャラが同一画面で目線を合わせて喋るようなシーンがほとんどなかったのは残念です。そういうムービーは最初と最後くらい?もっと見たかった〜
●セーブデータが1つしかない
携帯用ゲーム機の宿命かもしれませんがセーブデータが1つしかないので軽率に友達や家族にに貸すとかができないのもプレーヤーが広がりにくい要因かなと思ったり。
Switchみたいな形なら回避できるのかしら…
●その他
仮にこの形式で新作ゲームを出されたとしてもいまの評価を上回るのは根本的に難しいんじゃないかな…と思います。
例えばモブも含めてぷよクエキャラをふんだんに使ったりすれば印象は変わると思いますが…3Dモデルの数がエライことになりそうですね。
やっぱりセガぷよは2Dデフォルメが強みだと思うのでそっちを生かした方がいいんじゃないかな…と個人的には思います。
ED曲は悪くなかったです。そういう要所の音楽演出をがんばってくれるのはいいと思います。
2020.8.9